ストライクゾーンが広いだの狭いだの。もう今時の子たちはこんな言い方はしないのかな。一応新語として辞書にも掲載されているから認知はされているだろうと思うのであえてこの表現を使うが、つまり「異性に対しての好みの範囲」というものだ。これが広かったり狭かったりするわけだが、偏ってたり、異質であったりすることについては理解を得ているとまではいかなくてもかつてほどの拒絶感はないように思える。この風潮は、画一化の時代が過ぎ去り飽食の時代の極みであることを象徴してるのではないだろうか。しかし特殊性を含む分類は「ぽっちゃりが好み」が「デブ専」「年下がいい」が「ロリコン」などと定義が拡大し、広義を持つようになった「オタク」「引き篭もり」などと同様、もはやカテゴリ自体に意味をなさなくなってしまっているのではないだろうか。と、書いてみたけれど、何が言いたいかというとなんか俺にロリコン疑惑がかかってるとの噂を聞いたのでそれを否定しておこうとしたのになぜか肯定してるような文章になってしまったってことだ。つまり好みなんて千差万別だしタイプと違ってもときめくかもしんねーし、そんなもんにいちいちこだわんなよ、って事だ。
著者:香助総支配人 Yukai life【カスケが斬る!】