さて、個性というものが人々に認知されて随分となりますが、いかがおすごしでしょうか? という前フリはウザイですか? って誰に訊いてますか? 俺は。
ジャンルやカテゴリというものはつまり、何かについての『傾向』を示す基準といってもいい。が、近年『個性』という概念が一般に認められるようになったため、その分類が役に立たなくなりつつある。
にも関わらず、だ。「〇〇の人はすぐそういう事をするから」とか、そのカテゴリで判断する人間が絶えない。ってか、〇〇の人ってどんな人だよ? 俺は。ってゆーか、伏字は便宜上だよ。全く。俺は。
よく耳にする「ホストって」という言葉は、『ホスト』というカテゴリに対してよくある『傾向』を指すのかも知れないが、それで判断してもいいのか? ホントにいいのか? って誰に訊いてるんだよ? 俺は。
逆に置き換えてみる。自分の職業や身分、性別、あるいは生まれを指摘し、『〇〇の人って』と言われれば「そんな人ばかりじゃないよ」と思うよね。って急に馴れ馴れしいな。俺は。
しかし、自分とは関係のない分類については「そうそう、そうだよね」とか言っちゃったりしちゃうんだよね。俺は。って俺がかよ。
その認識はやがて偏見に繋がるワケで、要するに自分の視野を自ら狭めているに過ぎないという事になる。
人はきっと分かり合える。それなのに、たった少しの偏見が、心を通わす機会すら奪い去り、また一つの出会いが朝露の如く消え去る。
それは、とても哀しい事。って感傷的だな。俺は。
ちう事で、みなさんも人の事を職業とかで決め付けたりしないようににぇ?。って軽々しいな。俺は。
著者:香助総支配人 マルマル関西【カスケが斬る!】