Column

こんにちわカスケであるか。『優しさ』であるか。優しさというものはなんなのであるか。まず思い浮かぶのは「優しい笑顔」などの「おおらかさ」だったりする。しかしだ。それは優しさなのか。そりゃ気分いい言葉言われて自分の考えに同意してくれたら心地よいな。言ってる側も相手の機嫌を損ねないし揉めないから安泰であるな。だがそれは本当に優しさなのか。ひょっとすると波風立てぬための言葉なのかも知れぬ。その言葉や行為が本当に「思いやり」から生まれたものかを見極めねばならんということだ。また「優しさとは厳しさ」というのもあるな。時には辛い言葉であったりするわけだ。「私のことを真剣に考えてくれてる」と思うわけだ。言ってる側も、わざわざ「嫌われるかもしれない危険を冒してまで言ってる」わけだし。とまぁ、そんな解釈をするわけだ。しかしだ。辛らつな言葉が全て優しさなのか。厳しくしてくれたらそれは全部優しさなのか。ひょっとすると驕りから生まれた言葉かも知れぬ。人にアドバイスする自分に酔いしれてるだけかも知れぬ。人の優しさとは言葉や態度からは計り知れぬ奥深きもの。必要なのはその人物の人柄をじっくり理解していくことかも知れぬ。